このホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。検査部門について紹介させていただきます。
検査部門は、中央臨床検査部(採血・検体検査・生体検査)、輸血・細胞治療センターおよび病院病理部の3つの組織から構成されています。
2024年5月1日現在、115名(医師5名、臨床検査技師93名、看護師5名、診療補助員2名、事務補助員10名)が在籍しています。当院の基本理念の下、精確かつ信頼性の高い検査結果を迅速に各診療科医師に提供しています。
検査部門はすべての患者さまに対して24時間体制で安全で安心な検査を提供すべく日夜努力を続けています。大学病院、特定機能病院としての専門性を生かし医療の進歩に対応できる検査体制を整え、迅速で高品質な検査データを提供しています。多くのスタッフが国家資格に加え各分野における専門資格や認定資格を取得し専門性の高い検査を担当しています。
中央臨床検査部、輸血・細胞治療センター、および病院病理部は、2016年12月8日付で公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)による、臨床検査室に特化した国際規格であるISO15189認定を取得いたしました。ISO151889は、臨床検査室の品質と能力を客観的に評価する国際的な第三者評価であり、この認定取得は国際規格に基づく臨床検査の実施、臨床検査値の提供を行う能力を有している証となります。本規格は継続的改善が求められ、4年ごとの再審査で認定が更新されます。検査部門では今後も本認定を継続し、国際的にも通用する標準化された検査データの提供に努めてまいります。
検査部門は4つのフロアに分かれています。フロア図とそれぞれの業務を紹介します。
中央超音波診断・治療室では、腹部や表在の超音波検査などを行っています。
病院病理部では、細胞診や組織診などの検査を行っています。
病院棟2階には採血室、採尿室、各検体検査室、および輸血・細胞治療センターが中庭を囲むように配置されています。血液、尿、便、および喀痰などを検査材料とした検体検査の大部分を各検査室で測定し、特殊な検査を除いては採取後1時間以内での迅速報告を行っています。24時間365日当番制で緊急性の高い検査に対応しています。なお、一部の特殊検査については検査センターに委託しています。
病院棟3階では心電図検査、肺機能検査、心臓・血管超音波検査、および脳波検査などを行っています。
3次救急、ER(救急外来)、および救急災害センター病棟(CCMC・CCU・SCU)からの緊急性の高い検査を迅速に対応するために専用の検査室を設けています。24時間365日当番制で救急医療に貢献しています。