中央臨床検査部は検体検査、生理検査、採血の3部門で構成され、さらに下図のとおり業務内容毎に細分化し専門性を高めています。

大型分析検査装置を用いて、生化学検査(一般生化学検査、尿化学検査)、感染症検査、腫瘍マーカー検査、内分泌検査、自己免疫検査、血球算定検査、凝固線溶検査、およびウイルス肝炎PCR検査を行っています。大型分析装置以外にも、様々な分析装置を用いて、血液ガス分析、血糖検査、ヘモグロビンA1c検査、尿一般検査、および便潜血検査なども行っています。
また、顕微鏡を用いた検査は、尿中有形成分を定量する尿沈渣検査、白血球の種類を分類する末梢血液像検査、骨髄像検査、穿刺液(髄液・胸水・腹水・関節液など)検査、および精液検査などを行っています。
新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスのSARS-CoV-2のPCR検査や末梢血液や骨髄液から採取した検体の細胞表面抗原を解析し、細胞の種類や分化段階、病気の診断・治療・経過観察に役立てる細胞表面抗原検査を行っています。
患者さまから提出された材料から微生物を培養することで、感染症の原因となる微生物を検出しています。近年問題となっている耐性菌などを迅速かつ確実に検出し、感染制御チーム(ICT)との連携により、院内の感染防御の役割を担っています。